Episode01 「おしゃべり好きのヨッテケさん」

「ヨッテケ!」

仕事を終えて幸男が街を歩いていると、
どこからか声をかけられました。

声のする方を見てみると、
つい最近クルマを買ってくれたヨッテケさんです。

「ヨッテケさん、こんにちは!クルマの調子はどうですか?」
「ヨッテケ!イーカラヨッテケ!」

ヨッテケさんは、
誰かと一緒にご飯を食べたり、
おしゃべりするのが大好き。

この後の予定がなかった幸男は、
ヨッテケさんと一緒にご飯を食べることにしました。

「わはは!ヨッテケさん、それ、おもしろいね!」
「テッケテッケ!」

話し上手な幸男のおかげで、
ヨッテケさんもすっかりゴキゲンです。

それにしても、なかなか終わりません。
1時間たち、3時間たち、気がつけば深夜です。

「ヨッテケさん、えっと、ぼく、そろそろ…」
「アトチョイヨッテケ!」

すっかり盛り上がってしまったヨッテケさんは、
まったく幸男を帰してくれそうにありません。

やがて夜が明け、
だんだん幸男も眠さの限界。

フラフラになって、
ついにはばったり寝てしまいました。
「テケ??」

そのころサティオでは、
いつもなら仕事にやってくるはずの幸男が来ないので、
街のみんなが心配しています。

そのときヨッテケさんのクルマが到着!
爆睡している幸男を運んできてくれたのでした。

「マタヨッテケ!アシタモヨッテケ!」
ヨッテケさんは自慢のクルマで走り去っていきました。

さて、すっかり気に入られてしまった幸男。

今日もクルマのメンテナンスで、
ヨッテケさんからお声がかかりました。

これで3日連続です。

とはいえ、
お客さんが喜んでくれるのが何より嬉しい幸男です。

「ヨッテケさんとこ、行ってきますね…」

寝不足顔で、今日もヨッテケさんのところへ
向かっていきました。

このエピソードは私の体験が元になっています!

  • 糸魚川店

    信州方面などへツーリングするのも気持ちよくて大好きなのですが、最近はなかなか時間がとれないのが悩みのタネです。